車の板金塗装事業者の悩み|なぜ客からの問い合わせが少ないのか原因を考える

車の板金塗装事業者として、技術は確かにも関わらず、なかなかお客さんが集まらない…。

そのようなお声を業者様からよく聞きます。

うまく集客できず、有名なフランチャイズへ加盟したりするなどしても、結局は変わらないままが多いのが現状です。

そこで、地域に根ざしている車の板金塗装業者は、今後どのようにしてお客さんを集めていけば良いのかについて、まずは原因から考え、そしてその解決策について解説していきたいと思います。

目次

車の板金塗装事業者へ車ユーザーから問い合わせが少ない原因・理由

まずは、車の板金塗装事業者にお客さんが集まらない理由、原因について解説していきますが、もちろん原因はここに記載している全てではない事を理解してください。

  • 板金塗装、修理をしたいお客さんへ集客のアプローチを間違っていないかを考え
  • Googleビジネスプロフィールに登録しているかチェック
  • 自社HP(ホームページ)が板金塗装してほしい車ユーザーに届いていない
  • 自社HPから問い合わせページや電話への導線が悪い
  • HPさえ用意していればお客さんが来る時代はすでに終わっている
  • 自社HPのリニューアルの前にできることは多くある

集客が上手くできていない原因は1つだけではなく、複合した問題であることが多く、何か1つを改善すれば劇的にお客さんが集まるという魔法のテクニックはありません。

地味なことかもしれませんが、1つ1つ原因を探っていきましょう!

板金塗装、修理をしたいお客さんへ集客のアプローチを間違っていないかを考える

車の傷や凹み、塗装ハゲなどで板金修理をしたいと考えている見込みのあるお客さんを、どのように自社へ来てもらうかのアプローチ方法が、正しいのか正しくないのかをまずは考えることが必要です。

1点注意してほしいことが、前提として集客のために行っていることを、何らかの形でも“しっかりと計測しているかどうか?”がとても重要で、計測をしないことによって、何が効果が出ていて、何が反応がないのかが掴めません。

チラシやDMを配布しているなら、来客したお客さんに「何を見て弊社を知ってもらったか?」を深く確認することが大切です。

多くは、最終的に御社のHPを見て来店することが多いですが、その前に”知ってもらったキッカケは何だったのか?“を聞くことが重要です。

Googleビジネスプロフィールに登録しているかチェック

Googleが無償で提供している、『Googleビジネスプロフィール』はご存知でしょうか?

以前は『Google MAP Optimization』という名称で、よく『MEO』と呼ばれていましたが、今は名称を変更してGoogleビジネスプロフィールとなっています。

Googleビジネスプロフィールは、Googleの検索結果やMAPに出てくる情報で、関係する事業者の情報や、WEBサイト、そしてユーザーの口コミも投稿されています。

» Googleビジネスプロフィールの登録はこちら

現在、Googleはとてもそこに力を入れており、Googleビジネスプロフィールを強化することによって、集客力は大きく影響を与えると言っても過言ではありません。

車の板金塗装業者だけではなく、飲食店や病院などありとあらゆるジャンルのお店が掲載されており、ここで上位を獲得することが集客における重要部分と言っても過言ではないくらいです。

必ず、自社でGoogleビジネスプロフィールを登録し、必要事項の入力などを済ませて、上手に活用していきましょう。

自社HP(ホームページ)が板金塗装してほしい車ユーザーに届いていない

板金塗装事業者の中で、すでに多くの事業者様は自社でHP(ホームページ)を活用しているとは思いますが、ただHPがあるだけでは、情報が届いてほしい車ユーザーのお客さんには届きません。

自社HPというのは、お店の看板であることをイメージしてみてください。

しかし、せっかく看板を掲げていても、どこに掲げられているのかがわからなければ、お客さんはたどり着くことができません。

かと言って、色んな人が目につくようにするために、様々なところへ広告を出してみたり、時には全く無意味と言える離れたところでの看板広告を出すのは、全くの無駄な支出と言えます。

そのため、色んな人に目がつくようにする努力するのではなく、きちんと届けたい人に届くにはどうすれば良いのか?を模索し続けることが大切となってきます。

車の板金塗装事業者であれば、下記の層が想定されますよね。

  • 車のこすり傷で修理したいと思っている人
  • 車の自損事故等を含め、保険適用で修理したいと思っている人
  • できるだけ安く修理したいと思っている人
  • 多少高くても、きっちりと修理したいと思っている人
  • 板金・塗装のことで相談したいと思っている人

上記のような見込みのあるお客さんに対して、情報をどのように届けていくのかが課題であり、届いていないのであれば、それは集客の方法として失敗の原因の1つと言えるでしょう。

自社HPから問い合わせページや電話への導線が悪い

上記で紹介した、「自社HPに来てほしいユーザーに情報が届いていない」はある程度解決できていて、見込みのお客さんがもし自社のHPを見てくれていたと仮定しましょう。※ある一定のページビューがあるなど

それでも、なかなか問い合わせページからの連絡や、電話連絡がかかってこない、というパターンもあります。

ここで考えられる原因は2つあります。

  • 集客に結びつく内容ではないページが閲覧されているだけ
  • HP内にお客さんが知りたい情報がなかった・足りなかった
  • 問い合わせフォーム等までの導線がわかりづらかった

よくある原因として挙げられるのが、HP内にお客さんが知りたい情報が足りなかったこと。

板金塗装の修理を依頼したいお客さんとしては、初めて依頼する立場になると、下記の顕在的な不安要素があります。

  • まともな会社なんだろうか?
  • 手抜きはされないのか?
  • どのくらいの料金相場なのか?
  • HPに書いている料金より実際はもっと高く取られるんじゃないか?
  • スタッフはどんな人達で構成されているんだろうか?

この中で、特に板金塗装の仕上がり具合を知りたくて、お客さん側は過去の実績を見たがる傾向にあります。

そのため、自社HPで過去に修理、板金塗装をしてきた車をブログやSNSでUPすることは、とても重要になってきます。

また、気になる料金は、板金塗装業者側の立場として一概に見積もりは出せないのは十分承知です。

しかし、お客さんは依頼する立場なので、少しでも自分を納得させる材料がほしいのが実情なので、過去の実績をブログ等でアップする際には、この場合の料金はどのくらいかかったのかを掲載するとお客さんも理解してくれる可能性は高まります。

HPさえ用意していればお客さんが来る時代はすでに終わっている

時代は代わり、タウンページでの広告掲載やチラシの配布、更にはHPだけ用意しておけば、お客さんが集まってくる時代は終わりました。

しかし、HPはネット上でのお店の看板という意味合いは変わることはないでしょう。

自社のHPを活かすも殺すもあなた次第と言えます。

毎月HP経由で数十件以上の修理依頼がある業者もいれば、全くない業者もいます。

この違いは、HPをうまく活用しているかどうかの1点に尽きるでしょう。

自社HPのリニューアルの前にできることは多くある

自社のHPを立ち上げたのが何年も前だから。

古臭いHPなのでリニューアルしたい。

このように、HP自体をリニューアルしたい事業主様が多くいらっしゃいます。

しかし、その前に一度立ち止まって考えてみましょう。

本当に、そのHPでは集客できないのでしょうか?

集客が上手くいかないのは、現在のHPだけが原因なのでしょうか?

我々、WEB制作事業も行っているポジショントークとしては、「一刻も早くHPをリニューアルした方が良いですよ!」と言いたくなる気持ちもありますが、リニューアルには大きな費用がかかります。

元々のHPから新たなサイトへリニューアルを行う際は、WEB事業者としても技術的に工数が多くかかることから、費用も時間もかかってしまうのです。

だからこそ、HPをリニューアルする前に一度「本当に今のHPでは集客ができないのだろうか?」と考えてみるところから始めてみてください。

SNSで情報発信は適切に行えているか?

先程、HPさえあれば良い時代はとうの昔に終わっている、と記載しましたが、それは集客チャネルの多様化が大きな理由になっています。

現在では、様々な方法でお客さんは自分に合うお店を探しています。

  • Google検索
  • Twitter
  • Instagram
  • TikTok
  • YouTube等

もちろん、全てのSNSで情報発信ができれば良いですが、人的リソースも限られてくるものなので、どれか1つでも徹底してできることはないか検討してみましょう。

車の板金塗装業者がお客さんを集めるために今すぐできる集客方法

車の板金塗装事業者が、お客さんを集めるために今すぐできることを紹介していきます。

  • Googleビジネスプロフィールに登録
  • 情報発信するSNSを絞りこんで集中して発信
  • 地域を絞ってDMやチラシの広告配布

人や時間、お金などのリソースが許されるなら、より多くの施策が実行可能にはなりますが、現実問題そんなに余裕もありません。

そのため、ここでは、最低限コレだけはやっておこう!という内容のみ解説していきます。

まずは地域で勝つためにGoogleビジネスプロフィールを活用する

板金塗装業者における、集客の要と言っても良いほど、Googleビジネスプロフィールの扱いは必須となっています。

GoogleビジネスプロフィールはGoogleなどの検索エンジンや、Google Mapでも表示される仕組みとなっており、地域における集客には欠かせない存在です。

例えば、「大阪 板金塗装」でGoogle検索をかけた場合に、Googleビジネスプロフィールで上位に表示されることによって、見込みのお客さんからの認知も増え、集客に繋がることは多くあります。

まだGoogleビジネスプロフィールに登録さえしていない事業者様は、まずは登録、そして登録をしている場合には、日々更新できることを発信していくことを心がけましょう。

更に、可能な限り利用してもらったお客さんや既存のお客さんへ、口コミの投稿をしてもらえるようにしていくことで、評価も高まっていきます。

全然リソースが足りない…。」という方でも、このGoogleビジネスプロフィールを中心に考えてみると良いでしょう。

情報発信するSNSを絞りこんで集中して発信

事業を行う上で集客は欠かせないことですが、ここまで紹介してきたように方法はたくさんあります。

何が正解かは、それぞれの事業者様の特性や強み、リソースによって大きく変わってくる為ありません。

例えば、従業員がプライベートでSNSを楽しくしている姿を見た場合には、利用しているSNSを会社で用意して、情報発信の場を提供することもおすすめです。

全く、Twitterをやった事がない人に、「Twitterで情報発信して、集客しよう!」と言っても、使い方から何から説明していかなければいけないので、時間がもったいないだけです。

従業員や代表者が普段利用しているSNS、そしてYouTubeなど自社がやりやすいところで戦ってみることが大切です。

限られたリソースの中で情報発信をしていく場合、色んなところで発信するのではなく、まずは1つに絞って重点的に「どのような発信が反応が良いか?」「時間帯は何時が見られやすいか?」などしっかりと分析していきましょう。

アナログな営業も時には必要!必要な場所へチラシで広告する

チラシやDMなどを配布した場合、費用対効果を確実に見える化するのは非常に困難ですが、下記の内容だけは必ず行っておいてください。

  • QRコードに専用のパラメータを付与する

この専用のパラメータは、チラシやDMにQRコードを記載しておき、ユーザーがアクセスした時に、そのチラシ等からホームページにどの程度アクセスしてきてくれたかがわかる仕組みになっています。

その前に行わないといけないのは、Googleアナリティクスなどのアクセス解析の導入です。

アクセス解析ツールを導入して初めて、どういった経由でユーザーがホームページに来てくれたのかわかるため、導入は必須です。

Googleアナリティクスは非常の高機能な上、無料で利用できるため、ぜひ自社HPに設置しておきましょう!

» Googleアナリティクス

まとめ|車の板金塗装の集客は地域でのアピール力が重要

ここまで、車の板金塗装事業者様向けに、WEBでどう集客していけば良いのかについて簡単に解説してきました。

今では、小手先のテクニックだけではネットから集客することは難しく、中身がとても重要になっています。

だからこそ、技術力のある板金塗装業者様は、日頃から実践していることを公開して届けるべきところ(見込みのお客さん)に届けていかないといけません。

Twitterでフォロワーが○万人!
Instagramでフォロワーが○万人!
HPのアクセス数が月間10万PV!

上記のような、ただの数字には何の意味もありません。その中身こそが集客における重要さが含まれています。

上辺だけの数字に惑わされずに、地に足をつけながら集客力を身に着けて行きましょう!

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